MMワンシート企画書
今回は、マネジメントマーケティングの代表的なツールと言われているMMワンシート企画書についてです。
いろいろなサイトでも紹介されていますので、MM戦略シートと並んで、MMワンシート企画書はなじみの方も多くなっています。
ちなみに、MM戦略シート、MMワンシート企画書セミナーの受講者から、このようなコメントをいただきました。
「販路開拓、商品企画開発、デザイン開発、ブランディングなどのサポート業務を主にしております。これまで、目利き力という仕事に自信が持てなくなったことがあり、そんなとき助けてくれたのが、MM戦略シート、MMワンシート企画書です。目利き力といえば実践の中で身につくものであり一朝一夕で身につくものではありません。が、このシートを書いて埋めていくとことで、目利きの評価軸を見逃すことがなくなりました。」
このようなお声をいただき、うれしく思っています。どうぞ、使い続けていただけたら、これに勝るものはありません。
MMワンシート企画書は、そのフォーマットに記載することで、企画作業を行うときに、修正、追加など、スピーディに企画を仕上げてゆくことができるように考えました。
「MM戦略シート」の基本にもなり、書き直しが簡単なこのワンシート企画書を活用することで、本格的な企画書に至るまでの強化が図れるようにしています。
MMワンシート企画書に取り組むためのテーマの設定は、「仮説づくり」から始まります。その仮説つくりのもとになるのは、常に「市場の視点」からです。
たとえば、大きな変化が起こっている市場の背景AとBがあると想定すると、その「掛け算」を行い、その結果から仮説を設定することができます。
仮説を設定したら、検証のための各種の環境分析の作業が必要になります。ここは、日本商品開発士会のテキストなどで、その使い方を記しています。
こうしてMMワンシート企画書は、全体をスケッチのように描いてゆく企画書シートです。最初は空欄があっても大丈夫です。企画書を寝かして考えながら埋めてゆく。これこそ、MMワンシート企画書の特徴です。
小塩 稲之(コシオ イネユキ)
代表的開発ツールにMM戦略シート、MM戦略会議(MMC)、MM戦略会議プログラム(MMP®)、マネジメントマーケティング商品企画開発ステップ10など。
現職:一般社団法人日本販路コーディネータ協会理事長、一般社団法人日本観光文化協会会長、日本商品開発士会会長など。
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